田舎 福島へ
「私の田舎は福島です。」震災前は気にもしないで言っていたのに、、
子供の頃に毎夏行って畑のトマトを採って食べたり、酪農の豚の子供を抱いたり、ヤギのミルクを飲んだ想い出があります。
今でも親戚が居るので、震災前はお米やジャガイモを送ってもらったりしていました。
震災後やはり放射能の影響が気になっていたので、病弱な父を連れて行くのをためらっていましたが、夏前からの食道がん、肺がんの治療を終え、体力がだんだんなくなっているので、今しかないような気がして連れて行く事にしたのです。
那須のインターでは。ここは小高くなっているからかも。
福島へ入ってからは0.15や0.16 で落ち着いていました。って、、横浜よりは確実に高い。でも、思っていたほどの数値でもない。栃木よりだからね。
親戚の家に以前同居していた相馬の親子は北海道へ越したとか、叔父も自分達の食べる野菜は作り始めて検査にも出してから食べているそうです。「店に出るといろいろ混ざってしまうのがダメなんだ。」と言っていました。
ひさしぶりの田舎、なんだか人も少なくて寂しい感じがしたなぁー。「福島へ越して来る人もいないでしょ」と母。除染と現在もつづくダダ漏れ、どうにかしないといけませんね。
那須での数値もさほど変わりなく。
宿泊は那須の「山水閣」
古い建物をモダンなデザインで改装、贅沢な気分。
部屋へ入るとこんな感じ。ドアを開けてすぐの所にも、床の間にも花が生けてありました。空気清浄機も床暖房も嬉しい。
一段高い畳に布団。襖を開けるとお風呂が見えます。
オシャレなガウンも。
掛け流しのお風呂。半露天なので雨でも大丈夫。
こちらは両親の部屋のお風呂。充分な大きさです。
この他にも貸し切り風呂が2つ、大浴場が男女それぞれ。
歩くのが大変な父には風呂付きの部屋で正解でした。
食事はこんな感じ。
そして部屋へ帰ると夜食が。でもお腹いっぱいでごめんなさい。してしまいました。
夕食前にヌーヴォとインターで買ったチーズも食べていたのです。
でも甘いものは別腹なので、ブラブラと別館のラウンジでパフェとあんみつ。
朝食は。
今まで泊った中では高ランクの宿でしたね。那須へ行ったらまた泊るだろうなぁ〜
コーヒーがいつでも飲めるのも嬉しかった。なぜか旅行へ行くと普段はあまり飲まないのにスタバを探してしまうのです。
帰宅の日は雨だったのとやはり父が疲れているので、アウトレットヘちょっと寄って、チーズケーキのお土産を買って帰宅です。
「家が一番」の父ですが、今回は「温泉が良かった」と言っていたので、喜んでいただけた様子。震災後、気になっていた福島へも帰れたし、88歳の同窓会が3年後にあるそうで、それまで元気で頑張る気になれたみたいです。